安住神社

神社
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安住神社は、平安時代に大阪の住吉大社から勧請されたと伝わる高根沢の鎮守神です。本殿や拝殿は江戸時代のもので栃木県指定文化財となっています。住吉大神を祀ることから厄除けや安産、交通安全などの御利益で知られ、近年では「全国バイク神社認定第一号」として、全国のライダーたちが参詣に訪れています。

旅行先の地図

旅行先の概要

御祭神 底筒男命、中筒男命、表筒男命、神功皇后
所在地 栃木県塩谷郡高根沢町上高根沢2313
交通 北関東自動車道「宇都宮上三川IC」から車で約35分
拝観料 無料
駐車場 境内周辺に舗装された無料駐車場あり【身障者スペース併設】
URL
連絡先 安住神社 0479-24-1607

歴史・由来

安住神社は、平安時代の昌泰2年(899)(鎌倉時代の正嘉2年(1258)の説もある)、初代宮司となる新井吉明が国家鎮護のため摂津国の住吉大社から分霊を勧請して創建されたと伝わる高根沢の鎮守神です。

神社所蔵の神鏡に、正嘉2年に高根沢城主の高根沢胤吉が寄進したとの銘がみえ、宝暦4年(1754)には上高根沢村の阿久津半之助が発願して本殿・拝殿を造営し、現在は栃木県指定文化財となっています。

江戸時代には吉田神道の宗源宣旨を受けて「正一位安住大明神」を名乗っていましたが、明治時代に現在の「安住神社」に改称し、郷社、続いて村社の社格を得ています。

この神社は、伊邪那岐が黄泉の国から帰り禊をしたときに生まれた底筒男命・中筒男命・表筒男命のいわゆる住吉三神と、後の応神天皇を身籠ったまま三韓征伐のためみずから渡海したという神功皇后を祀ることから、厄除けや安産、交通安全などの御利益で知られ、近年では「全国バイク神社認定第一号」として、全国のライダーたちも参詣に訪れています。

毎年2月3日には、明治時代に神職を通じて伝わったという太々神楽が披露されるほか、境内のヘリポートを拠点にした5月のヘリコプターフライト体験、重さ500キロ以上という年末の大鏡餅奉納式(昭和57年から)、元旦の200発の打ち上げ花火奉納などの行事も豊富です。

また境内には朱塗りの鳥居としては関東一という高さ12メートルの大鳥居、文化勲章を受章した著名な彫刻家の北村西望作の黄金の狛犬などもみられます。

車椅子で旅行するポイント

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【1】安住神社第1駐車場は舗装されているが、ここからの正面参道は玉砂利で奥の神門にも段差があるので迂回する。

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【2】第2駐車場には入口に身障者スペースがあり、道路反対側の鳥居をくぐればすぐに境内に出られる。

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【3】安住神社境内はほとんどの場所が舗装されており平坦で移動しやすい。

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【4】安住神社の拝殿付近。周囲は舗装され賽銭箱の位置もごく近い。




安住神社境内図

境内配置図 [凡例]
本殿 拝殿 天満宮 生子神社(うきこじんじゃ) 八雲神社 社務所 神楽殿 参集殿 大鳥居 神門・黄金の狛犬 手水舎 おまもり所 車・バイクおはらい所 第1駐車場 第2駐車場 ヘリポート 大鏡餅芝桜 トイレ 浄蓮寺 栃木県道64号宇都宮向田線


移動のしやすさ ★★★★☆
バリアフリーの状況 安住神社第1駐車場からは玉砂利の参道を移動して神門の段差をクリアしなければならないため、西側の第2駐車場を利用するのがよい。第2駐車場には身障者用の駐車スペースがあり、道路反対側の鳥居をくぐればすぐに境内となるほか、境内のほとんどの部分が舗装されているため移動はしやすい。外トイレは身障者用ではないが、近くの公共施設として県道沿いに上高根沢地区コミュニティセンターがある。

周辺の名所・観光スポット

宇都宮城址公園・清明館

平安時代から一帯を支配し二荒山神社の社家でもあった宇都宮氏代々の居城で、近世には本多正純の改築により一層の繁栄を見た「関東七名城」の1つ・宇都宮城の一部を復元し公園としたもの。旧本丸には清明台、富士見櫓などが建ち、城の歴史を解説・展示する「清明館」も開館している。
【身障者用トイレ、駐車場、スロープ、エレベーター、車椅子貸出(清明館・宇都宮城ものしり館で貸出。未舗装路用を含む)あり】

■参考リンク:宇都宮市公式Webサイト> 宇都宮城址公園・清明館