岩手県自動車運転免許試験場での免許更新
運転免許証は表面に記載された有効期間を過ぎると失効してしまいます。そこで原則として誕生日の1か月前から1か月後までの期間中に、運転免許証の更新申請をすることが必要です。
岩手県自動車運転免許試験場の窓口で手続をする場合には、以下のように対象者や開庁時間などがあらかじめ決められています。
新型感染症対策による免許更新期限延長
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、免許更新期限が令和2年3月13日から令和3年3月31日までの人が、更新期限前に運転免許センターや警察署等に申し出れば、期限後3か月間は運転が可能になる特例措置が実施されています(当初予定から再延長されました)。ただし、この期間内に更新時講習や適性検査などの通常の免許更新手続きは改めて受ける必要があります。
すでに更新期限を延長した人であっても、この期間内に期限があれば再延長は可能です。
チャレンジ講習について
チャレンジ講習とは、高齢ドライバーのために設けられた講習制度のひとつで、教習所の所定のコース内を普通自動車を使って運転する実車講習のことをいいます。このチャレンジ講習における評価点が70点以上の場合は合格となり、「特定任意高齢者講習」(簡易講習)をあわせて受講することにより、免許更新時に70歳から74歳までの人が更新前に受講しなければらないこととされている「高齢者講習」に代えることができます。なお、70点未満の場合には再度受講することは可能です(手数料はかかります)。この講習は手数料が他に比べて安価で簡単というメリットがあります。
免許更新時の交通安全協会への加入について
都道府県交通安全協会は、交通安全運動や啓発事業などを通じて交通事故の防止に努めている警察関係の非営利法人ですが、運転免許証を更新するにあたっての更新時講習の業務を受託していることが多く、その実費に相当する手数料を受講者(ドライバー)から徴収して実施しています。
この手数料は国の政令および都道府県の条例で定めている金額ですので、支払いをしないことはできませんが、交通安全協会の入会金(協力金)については、あくまでも入会するかどうかはドライバーの任意であって義務ではありませんので、拒否することが可能です。
この場合、交通安全協会の会員向けの特典である、交通事故見舞金の給付や協賛店割引サービスなどは受けられなくなりますが、免許更新そのものには特に支障はありません。
岩手県自動車運転免許試験場での免許更新手続の概要
所在地・電話番号 |
岩手県自動車運転免許試験場 〒028-4134 岩手県盛岡市下田字仲平183 TEL : 019-683-1251 |
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対象者・受付日時 | 講習終了証明書を所持する者に限る。 月曜日から金曜日 ただし、祝日、振替休日、年末年始(12月29日から1月3日)は受付を行いません。 午前9時から午前10時まで、午後1時から午後2時まで 日曜日のみ午前8時15分から午前9時45分まで、午後1時から午後2時まで |
持ち物・必要書類 |
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備考 | |
更新手数料・講習手数料
運転免許証を更新するにあたっては、更新手数料と講習手数料の両方がかかります。通常は道府県の「収入証紙」(交通安全協会の窓口などで販売しています。)を更新申請書に貼付し、一部の都府県では現金をもって納付します。
なお、金額は更新時講習の区分(優良運転者講習・一般運転者講習など)により異なります。
また、都道府県交通安全協会はドライバーの意思による任意加入のため、ここに掲げる手数料には含まれません。
講習区分 | 講習手数料 更新手数料 |
合計額 |
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優良運転者講習 | 500円 2,500円 |
3,000円 |
一般運転者講習 | 800円 2,500円 |
3,300円 |
違反運転者講習 | 1,350円 2,500円 |
3,850円 |
初回講習者講習 | 1,350円 2,500円 |
3,850円 |
講習時間
運転免許更新にあたっては所定の更新時講習を受ける必要がありますが、その講習時間は講習区分に応じてそれぞれ異なります。
いわゆる無事故・無違反の人は「優良運転者講習」の対象とされ、講習の所要時間は他と比較して短くて済む一方で、前回更新時から今回更新までの間に交通事故や道路交通法違反を犯して「違反運転者講習」を受けることになった人は、運転適性についての診断と指導の項目が加わるため、所要時間が長くなります。
講習区分 | 講習時間 |
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優良運転者講習 | 30分 |
一般運転者講習 | 60分 |
違反運転者講習 | 120分 |
初回講習者講習 | 120分 |