福祉有償運送の対価の範囲
福祉有償運送の対価の範囲
福祉有償運送でいう対価の範囲としては「運送の対価」と「運送以外の対価」の2種類がある。「運送の対価」: 運送サービスの利用に対する対価
「運送の対価以外の対価」:迎車回送料金、待機料金、その他の料金(介助料、添乗料、設備使用料など)
自家用有償旅客運送者が利用者から収受する対価の取扱いについて (平成18年9月15日国自旅第144号各地方運輸局長・沖縄総合事務局長あて自動車交通局長通知)
2.区域を定めて行う自家用有償旅客運送に係る対価の基準等について
(略)
(1) 対価の範囲
区域を定めて行う自家用有償旅客運送に係る対価は、運送サービスの提供及び当該運送サービスと連続して、又は一体として行われる役務の提供並びに施設の利用に要する費用について、利用者の負担を求めるものであって、以下の①及び②に掲げる範囲のものをいう。
① 運送の対価
運送サービスの利用に対する対価
② 運送の対価以外の対価
運送サービスと連続して、若しくは一体として提供される役務の利用又は設備の利用に対する対価であって、以下のようなものが考えられる。
イ. 迎車回送料金
旅客の要請により乗車地点まで車両を回送する場合に適用する料金。
ロ. 待機料金
旅客の都合により車両を待機させた場合に適用する料金。
ハ. その他の料金
介助料(乗降介助に関する部分に限る。)、添乗料(運送にあたって添乗員を付き添わせた場合の料金)、ストレッチャー、車いす使用料等の設備使用料など。