手話通訳技能認定試験の審査基準
手話通訳技能認定試験の審査基準
「手話通訳技能認定試験」において認定される手話通訳技能審査の基準は、厚生労働省通知によれば次表のとおりとされており、社会福祉法人聴力障害者情報文化センターのホームページで毎年の試験案内、過去問題等が公開されている。手話通訳技能に係る公認試験の制度化について
(平成元年6月19日社更第91号各都道府県知事・各指定都市市長あて厚生省社会局長通知)
3 認定試験の基準
認定される手話通訳技能審査の基準は、次表のとおり。
領域 内容 Ⅰ資質 手話通訳者としての資質 ア 聴覚障害者の生活に理解と熱意を有する。イ 専門的に仕事を遂行する能力を有する。ウ 誠実・公正である。エ 一般常識・教養を有する。 Ⅱ専門知識 ① 聴覚障害と聴覚障害者 ア 聴覚障害の特徴やその影響について基本的知識がある。イ 聴覚障害者及びその社会的状況について十分な知識がある。ウ 聴覚障害者が用いる種々のコミュニケーション手段について十分な知識がある。 ② 国語と手話 ア 国語の十分な知識がある。イ 音声語と手話との関係について基本的知識がある。ウ 手話に関して十分な知識がある。 ③ コミュニケーションと手話通訳 ア コミュニケーション及び通訳についての基本的知識がある。イ 手話通訳のあり方について十分な知識がある。 Ⅲ専門技能 手話通訳技能 ア 音声語を手話に、同時に通訳ができる。イ 聴覚障害者の手話表現を読み取り、同時に音声語に通訳できる。